統合版マイクラのwindows版でのみ実験的に使用できるようになった「Minecraft Editor」の入れ方と使い方をわかりやすく解説します。
目次
Minecraft Editorって?
現在は、統合版マイクラのWindows版の「マイクラプレビュー」でのみ使用可能なワールド編集ツールです。
例えば、以下のような編集が可能です。
- 建築物の移動/コピー/削除
- ブロック数制限のない整地
- 指定した範囲をブロックで埋める
- 絵を描くような感覚でできるブロックの設置
- 行った編集の取り消し
fillやcloneコマンドを使えば建築物の移動や整地などは出来ていましたが、コマンドを使うよりも直感的にでき、失敗してもワンクリックでやり直しができます。
クリエイティブよりも短時間でより大規模な編集が可能なのが、マイクラエディターです。クリエイティブモード&建築メインで遊んでいる方にはうってつけのツールです。
入れ方
マイクラエディターを入れる方法を解説します。
- windows10以降のPC
- Minecraft Launcher
- Minecraft Preview
必要なものは3点です。マイクラの動くwindows10以降のパソコンと、マイクラランチャーとマイクラプレビューです。ランチャーのダウンロードからやって行きましょう。
Microsoft Storeでダウンロード
まだ「Minecraft Launcher」を持っていなかったら、まずは「Microsoft Store」からダウンロードします。
Minecraft Previewをダウンロード
Minecraft Launcherを起動します。左のメニューの真ん中にある「MINECRAFT for Windows」をクリックして、右上の「Preview」をクリックします。
マイクラプレビューを持っていない場合は、下の緑のボタンが「プレイ」では無く「インストール」になっているハズですので、押してインストールしてください。
Minecraft Launcherを再起動して、Previewが「プレイ」可能になっているか確認します。出来ていたら✖を押して終了します。
ショートカットを作成
マイクラエディターのショートカットを作成します。
デスクトップ上で右クリックし「新規作成」→「ショートカット」の順番でクリックします。
マイクラエディターの場所を指定します。空欄に「minecraft:?Editor=true」と記入します。
小文字大文字も区別するので、間違えないように!
次にショートカットの名前を決めます。「Minecraft Editor」や「マイクラエディター」などわかりやすい名前を付けます。
画像のようにマイクラプレビューのアイコンが付いていたら完成です。
ダブルクリックで起動してすぐにこの画面になっていたらOKです!起動できない場合は、次の設定を行ってください。
起動しない場合
「Windows」キー+「I」キーを同時押しして設定を開きます。「アプリ」→「規定のアプリ」をクリックします。
規定のアプリから「Minecraft」を探してクリックします。
Minecraftをクリックして、規定のアプリを「Minecraft Preview」に設定します。以上で、完了です。
マイクラエディターの使い方
プロジェクトを作成する
新しくワールドを作る場合は、プロジェクトを新規作成します。
他のセーブデータを使う場合は、「新しいプロジェクトを作成」ボタンの右にある「[←」ボタンからインポートします。
エクスポートしたセーブデータ(ワールド名.mcworldという拡張子のデータ)ならエディターに持ってこれます。
プロジェクト名やその他設定を行ったら「作る」で開始します。
エディターの操作一覧
エディター内で使える操作のショートカットキーをまとめておきました。
行動 | ショートカット |
---|---|
水平移動 | 右クリック+WASD |
下に移動 | 右クリック+Shift |
上に移動 | 右クリック+Space |
瞬間移動 | G |
編集を取り消す | Ctrl+Z |
編集をやり直す | Ctrl+Y |
切り取り | Ctrl+X |
コピー | Ctrl+C |
貼り付け | Ctrl+V |
貼り付けのプレビュー | Ctrl+Shift+V |
選択範囲の解除 | Ctrl+D |
選択範囲の削除 | Delete |
選択範囲の塗りつぶし | Ctrl+F |
モード切り替え | Ctrl+Tab |
エディターモードに戻る | Esc |
ブラシツール | Ctrl+B |
コマンド | / |
他の細かい操作も少しだけありますが、そちらは範囲選択の解説で述べています。
移動の仕方
通常のマイクラとは移動方法が少し違って、普段の移動に加えて右クリック長押しが必要です。
- 前に移動 右クリック+Wキー
- 左に移動 右クリック+Aキー
- 右に移動 右クリック+Dキー
- 後に移動 右クリック+Sキー
- 上に移動 右クリック+Speceキー
- 下に移動 右クリック+Shiftキー
となっています。方向キーをダブルクリックすれば高速で移動します。
また、Gキーを押すとマウスカーソルを合わせている位置に瞬間移動します。
クロスヘアモードを使えば、普段どおりのマイクラの移動方法で移動もできます。コマンドも使えるので、テレポートコマンドやlocateコマンドも使えますよ。
エディターモードとクロスヘアモードは「Ctrlキー+Tabキー」で切り替えられます。クロスヘアモードのときは「Escキー」でエディターモードに戻れます。
ブロック編集の仕方
範囲指定、指定した範囲を削除、コピー、切り取りなどの基本の方法を解説します。
解説用の題材は森の洋館にしました。この森の洋館をコピーして洋館の上に重ねてみたいと思います。左の3つあるアイコンの一番上の範囲選択モードでやっていきます。
まずは森の洋館の周りの木が少し邪魔なので、範囲指定して削除していきます。範囲選択モードのフリーモードで、洋館のそばをクリックして範囲指定しました。
選択している部分はこの紫色の立方体で表示されています。立方体の角にある白い四角を押せば、xyz方向を示す矢印キーが出現します。選択範囲を広げたり、小さくしたい場合はこの矢印を引っ張って調節できます。
範囲選択ができたら、「Deleteキー」を押して削除します。この作業を森の洋館の周りの残り3面やってしまいます。
森の洋館の周りがすっきりしました。
森の洋館を範囲選択します。「ctrlキー+Cキー」を押してコピーします。
左のアイコンの上から2つ目を押して、貼り付けモード(Ctrl+Shift+Vでも可)にします。貼り付けたい場所をクリックすると、黄色の立方体が現れます。黄色の立方体を動かして場所を決めます。
貼り付けモードでは、「矢印キー」と「PageUpキー」「PageDownキー」で黄色の立方体を1ブロックずつ細かく動かせます。
場所や向きが決まったら「Ctrlキー+Vキー」で貼り付けます。貼り付けは一回切りではないので、貼り付けモードでいくらでも森の洋館を増やせます。
3つ重ねておきました。次は、その他の範囲選択の方法について解説します。
選択:固定距離モード
固定距離モードは主に空中を指定したいときに使います。自分から少し離れた場所に薄い黄色の立方体が表示されており、事前に選択する場所を確認できます。
薄い黄色の立方体はマウスホイールをコロコロすれば距離を調節できます。
場所が決まったら薄い黄色の立方体を「左クリック」して、選択範囲の細かい指定を始められます。
薄い黄色の立方体を動かして、「Shiftキー+左クリック」すると、その立方体がある位置まで範囲をさくっと広げられます。
同じように、立方体を上に動かして「Altキー+左クリック」すると、その立方体がある位置まで範囲を上に伸ばせます。
選択:隣接モード
固体ブロックの隣の空気部分が簡単に選択できるモードです。フリーモードや固定距離モードでは建築物などを直接選択してしまいますが、隣接モードならその心配はいりません。
平坦な場所にある建築物ならフリーモードでも簡単に範囲選択できますが、段差のある地形だと隣接モードの方が簡単にきれいに選択できますね。
塗りつぶし
Fillコマンドと同じ機能なんですが、選択範囲を好きなブロックで埋められます。好きな選択モードで範囲を選択し、埋めたいブロックを検索して探します。今回は整地したいので、airを指定しました。
フィル選択ボタンを押すと整地が実行されました。整地したい場所が事前に確認できてとても便利です。
ブラシツール
左のアイコンの一番下のツールです。らくがき感覚でブロックが設置できます。ブラシサイズは1~16ブロックまでです。
空洞にチェックを入れるとブラシサイズが3以上の場合に、設置したブロックの中央が空洞になります。フェイスモードは隣接モードと同じです。
ディメンションの変更
オーバーワールド(通常世界)、ネザー(暗黒界)、ジ・エンド(果ての世界)のディメンションの変更もワンクリックです。
セーブとエクスポート
編集しているプロジェクトをセーブするには、「ファイル」→「一時停止画面」から、セーブして終了ボタンで出来ます。
編集し終わったプロジェクトをセーブデータとして使いたい場合は、プロジェクト選択画面から設定画面に入り、「世界をエクスポート」すればOKです。
ただし、エディターはバージョンが新しいため古いバージョンのマイクラではセーブデータが使えません。同じバージョンのマイクラプレビューなら使えます。
正式にリリースされれば通常のマイクラで使用できるようになるかと思います。
マイクラエディターまとめ
- ver1.19.80.20から使用可能なワールド編集ツール
- 統合版なおかつWindows版のマイクラプレビューでのみ使用可能
- 視覚的な範囲選択ツールを使って、建築のコピーや移動、Fillができる
- 編集できるブロック数の制限がない
- ブラシツールで手軽にブロックが設置できる
現段階でもかなり使いやすい状態で、今後の発展にも期待が持てます。クリエイティブモード(クロスヘアモード)とエディターモードが自在に行き来できるので、クリエイティブ建築や配布マップ作りなど、かなりはかどりそうです!
願わくば、Windows版以外の統合版マイクラでも使えるようになって欲しいですね。
以上、「ワールドを簡単に編集できるマイクラエディターの使い方」でした。
既定のアプリをminecraft preview に変えるところにminecraft previewと出てこないのですがどうすればいいでしょう。