マイクラって大きい建築が人気な気がする。今までやっちはマインクラフトをプレイしてきて、ヴァルフォーレ港に地下都市やら高層ビルやらを作ってきたけど、ブログとか書いてこなかった。
こうしてブログを書き始めてあらためて建築の人気の高さを思い知ったので、この記事ではかなり巨大なピラミッドを効率よく建ててみようと思います。
ギザの大ピラミッドを調べる
※Wikiより
現在高さ138.74m(もとの高さ146.59m)、底辺230.37m、勾配51度50分40、容積約235.2万m³で、平均2.5tの石灰岩を約270万-280万個積み上げたと計算される。
Wikipediaでギザの大ピラミッドを調べてみると、思っていた以上の大きさに驚かされる。高さは139ブロック(昔は147)もあり、横幅は230ブロックというすさまじい大きさだ。使われた石灰岩ブロックの数は270~280万個にもなるという。
さてと、まず最初の課題が横幅230ブロックだろう。電卓で計算すると230*230で、置かなければならないブロックの数は52900個にも達する。これを自力でやるのは骨が折れるのでFillコマンドで済ませておきたい・・のだが。
Fill+コマンドブロックの出番
実を言うと、最初はストラクチャーブロックでなんとかならないか。と思っていました。実際にストラクチャーブロックを使って作り始めたのですが、効率の悪さに気づいてやめてしまった。
その理由とは、ストラクチャーブロックの保存可能な領域がたったの32ブロック(最大で32768)で、しかも一辺32ブロックという制限までついていた。この狭さで、横幅が230ブロックに達するギザの大ピラミッドは作れない。
だからコマンドブロックを使ってピラミッドを作ることにしました。具体的な説明の前に実際に見たほうが何をしているか分かりやすいので、動画で建築途中を見ていこう。
大ピラミッド建築の作業工程(inコマンドブロック)
横一列に115ブロックの砂岩を配置するだけの簡単なFillコマンドを内蔵したコマンドブロックを、斜めに配置して順番にレッドストーンブロックで電源ONにしてFillを連続で発動させているだけです。
さて、この方法で配置した壁はピラミッドの形をしていないため、斜めにカッティングしていきます。高さ190、横へ115ブロックに空気を入れるコマンドを使っています。
奥のほうが描写されていなくてちょっと分かりづらいですが、せっかくカッティングした斜めの壁をムダにしないように、相対指定と絶対指定を組み合わせて砂岩を入れています。
奥のほうも砂岩を入れて、ピラミッドの形の原型を整えていく。少し手間がかかっているように見えるが、自力でブロックを置くよりは遥かに速いです。
このままでは垂直の壁になってしまうので、斜めの壁を入れます。これでピラミッドの形を作る4枚の壁が完成です。
完全に貫通してしまっているので、突き抜けている部分だけを空気を入れてカッティングします。だんだんとピラミッドの形が出てきた。
ピラミッドの形に見えるように、余っている壁を全部カッティング(空気で)します。これでピラミッドの形自体は完成です。
実は・・よくみると高さが1ブロックだけ下にずれていたので、相対指定と絶対指定を使って、綺麗に砂岩をはめ込んでいきます。
この高速建築のタネを簡単に
簡単にいえば、コマンドブロックの中にあらかじめ/fill ~115 ~0 ~0 ~0 ~0 ~0 sandstone 0みたいなコマンドが入っていて、そのコマブロを階段状に並べて・・・
レッドストーン信号を順番に流しているだけです。ポイントは、コマンドブロック自体もコマンドの発動でFillで消えてしまうように、コマンドで指定した範囲の内側に置いておくこと。あとからどかす手間が省けるね。
ちょっと、高度すぎてわからないよ。そもそもコマブロとかFillコマンドとか何? という人は、以下の記事をどうぞ。
→ コマンドのベテランに学ぶ「/Fill」コマンドの使い方と建築における具体例まとめ(コマブロ編)
高速カッティングの舞台裏
7番目の動画「余った壁を全部カッティング」で見せている、あの高速カッティングも使っているタネはまったく同じです。
中に/fill ~115 ~0 ~0 ~-115 190 ~0 air 0というコマンドが入っていて、ディテクターレールの上をトロッコを走らせて連続で発動させているだけ・・ということだ。
この方法だと内側が空洞になってしまうが・・?
内側が空洞なのが気になるなら、相対指定と絶対指定を使って埋めることもできます。だけど、ピラミッドを作って終わり。ではちょっともったいない。
せっかくこれだけの大規模なピラミッドを作ったんだから、中身もちゃんと作るべきです。ピラミッドの中はシャフト(通気口)などがあったりと、割と細かいです。だから、中は空洞になっているほうが建築をする側としては都合がいいんです。
ピラミッドの内部を作る
※Wikiより拝借
Wikipediaにはギザの大ピラミッドの内部地図まで公開されている。これを参考にすれば中身を作れる。さてと、まずは1番目が入り口ですが、向いている方向は「北」ですので要注意。
エジプト人にとって方角は非常に意味のあるものです。せっかく中身まで作るくらい再現するんだから、方角もこだわっておかないとね。
入り口はやや崩れていたので、その周辺だけ中身を埋めて、TNT爆弾でそれっぽい感じに仕上げた。あとは穴をほって、内部を作りこんでいくだけ。
こんな感じで作ってます。空洞のほうが作りやすい理由が分かると思います。
ピラミッドの大事な要素である「シャフト」も、しっかりと作ります。
シャフトは通気口とも言われていますが、一部のシャフトだけ奥が行き止まりになっていたりしています。
「あやしい」と思った考古学者たちがロボットで奥のほうを調査すると、別の石室への扉が発見されたそうです。ギザの大ピラミッドでは未だに、クフ王のミーラなどが見つかっていません。
最初から見つかっていた石室は「おとり」「ダミー」であって、本物の石室はシャフトの奥へと巧妙に隠されて建築されていたのです。すごいよね、何千年も前に、盗掘者にやられることを見越してそういう建築にしてあるってこと。
「王の間」と、その真上に位置する「重量軽減の間」もバッチリと再現。とはいっても、意外と中の構造は地味だったため、中身の構造はあえて再現せずに細密なデザインでアレンジしました。
大ピラミッド完成
高さ115(標高185)、横幅230ブロックという巨大なピラミッドが完成。
あまりに大きいので遠くから見ると錯覚を見ているような気分になります。
内部もしっかりと
入り口。
観光名所でもある大ピラミッド内部の上昇通路。上に行くほど狭くなる壁は、ピラミッドの重さを支えるために出来上がった構造だそうです。
王の間の墓。あれ・・・なぜかミイラが置いてある。このピラミッドは途中から助っ人に来てもらったので、こういうこともありますw
王の間の真上に存在する、重量軽減の間もしっかりと作り込まれている。アレンジデザインだけど、まぁ完全に再現する必要もないや。
最深部に位置する未完の地下室もちゃんと作ってあります。内装は完全にオリジナル。
内部を空洞にしておいて本当に良かった。埋もれた状態でこれだけの構造を作ろうと思うと、けっこう大変ですから。
あとはまだ実際には見つかっていないけれど、うわさのシャフトを追加して、その先の扉や本当の女王の間などを想像で作っていこうかな・・と思っています。ついでに自分専用の石室も作ってしまおうかとw。
ピラミッドの作り方まとめ
ピラミッドの作り方それ自体はとても簡単です。大きさの違う四角形を何枚も重ねて、三角形の形にすればピラミッドになります。
だけれど、ギザの大ピラミッドのような底辺が200ブロックを超える巨大ピラミッドを作るとなると、その手間は恐ろしいことになってしまう。そこでコマンドブロックとFillコマンドの出番というわけ。
今回、このようにコマンドを使ってピラミッドを作るということに初めて挑戦したのですが、なかなか難しかった。最初はストラクチャーを使うのか、Cloneを使うのか、などなど試行錯誤をしていました。
実際に作ってみて、この記事のために用意した動画で行われている方法は、今思うとややイマイチです。もっと工数が少なく、効率のよい方法を思いついたのでそちらは別の記事に書くか、動画にするかもしれません。
以上、マイクラで巨大ピラミッドを効率よく作る方法でした。なお、以前には高層ビルを効率よく作る方法をかなり細かく解説しているので、興味のある建築クラフターは読んでみるといいかも。
→ マインクラフトでモダンな高層建築を効率よく建築する方法を超図解します
今回のピラミッドを作るにあたって参考にしたページ
→ コマンドのベテランに学ぶ「/Fill」コマンドの使い方と建築における具体例まとめ(コマブロ編)
私のお墓も、作ってください!
おお
お墓によりたくない
骸骨つきだったらね